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2007年10月22日 (月曜日)

蘇る漁港の賑わい〈国際環境芸術祭〉

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Xsc_0372ここ数年この季節、アクアマリンパークで「国際環境芸術祭」という催し物が行われる。主催はアクアマリンふくしまと我が小名浜まちづくり市民会議で、私の理解では、環境問題を切り口にした芸術祭。ん~、そのままか。今までは外野で「面白いイベントだなあ」と思っていたが、今回は主催者側ということになり(私は何も関わっていません<(_ _)>)、関係者のお話もいくらか伺えたので、興味が一層増すことになった。
http://www.marine.fks.ed.jp/exhibition/2007art/2007art.html

Xsc_0512アクアマリンは安部館長の豊かな発想で実に様々な広がりを持っているが、その一つの切り口が、「芸術」。開館当初からアートをからめた企画展などを実施していた。その仕掛け人が伊藤隆治さんというデザイナーの方で、この芸術祭のプロデュースも手がけているそうだ。
http://www.mov-art.co.jp/

Xsc_0528Xsc_0522芸術祭の目玉は、「国際大漁旗デザイン展」。漁業文化のシンボルとして大漁旗に着目し、新作のコンテストを行っているのだ。小名浜で漁業が盛んだった頃、港には沢山の漁船がひしめき、大漁旗が舞っていた記憶がある。日本漁業の賑わい、漁師たちの心意気、大漁や安全を願う祈りの心、そうしたものが凝縮されているのが大漁旗であるに違いない。漁業文化の影がすっかり薄くなってしまった小名浜にあって、大漁旗などというものはすっかり忘れ去られていたはずだが、その新作を世界に募集してコンテストを行おうという発想がとにかく面白い。

Xsc_0532Xsc_0535安部館長によると、大漁旗というのは太平洋側のもので、日本海側にはないらしい。まして海外にはなく、今回海外にも応募を呼びかけたらしいが、「大漁旗って何?」という感じだったようだ。しかし、上述の伊藤さんによると、大漁旗の展示を海外の水族館で行って、こうした日本の文化を発信したいという思いもあるようだ。小名浜から世界への文化発信という何だかわくわくするようなところにまで着想が及んでいて、今更ながらアクアマリンふくしまという施設がいわきにもたらしたものの大きさを思ってしまう。

Xsc_0371もう一つ、芸術祭の一角を担っているのが「シーボーンアート」。シーボーン、つまり海の骨、要は海岸のゴミでもってアートを作ろうというもの。これを担っているのが「日本渚の美術協会」というNPO。海岸には様々なゴミがある。ポイ捨てされたもの、どこかから漂着したもの。でもそれを使って作品にしてしまえば、ゴミはたちまちアートに変わる。
http://www.npo-nagisa.com/

Xsc_0367Xsc_0363芸術祭はいつも、アクアマリンパークの4号倉庫が会場である。1・2号倉庫が改装されて来春店舗などとして開業しようとしているが、こうした古い倉庫活用のさきがけがこの芸術祭だ。4号倉庫はまだ何の手も加えられていないので、中はホントに殺風景。しかしここに様々な展示を行うと、たちまち美術館になってしまうところがまた面白い。今回は地元の小学生たちが思い思いの大漁旗を描いていて、何とうちの娘のものもあった! Xsc_0361Xsc_0530親の知らない間に学校でこんなことをやっていたわけね。そして、今まで小名浜で使われてきたホンモノの大漁旗が掲げられているのも壮観。アクアマリンの周辺には今回の応募作品がずらりと並び、浜風にパタパタとなびいている。

Xsc_0516先週末には大漁旗の表彰式が行われ、日が暮れた後のアクアマリン大水槽前で入賞者や招待作家が紹介されていた。昼間は水槽の上の方にいるイワシの群れが、夜は底の方に固まっているのを興味深く見ながら、様々な方とお話も出来て楽しかった。Xsc_0517今度は是非、大漁旗の文化を持たない海外の人々の作品に触れてみたいものだ。寿司が日本を離れ新たな展開を見ているように、大漁旗もまた新たなデザインが生まれてくるかも知れない。

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