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2007年4月 1日 (日曜日)

開花しました!〈小名浜測候所〉

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Img_57443月29日の新聞によると、小名浜の桜の開花は30日の予定だと出ていた。が、29日は7月の陽気となり、翌日を待ち切れず花びらが数輪開いてしまった。ということで30日、外に出たついでに小名浜測候所に行き、開花したての桜を撮ってきた。敷地内でそれらしい樹がはえている一角(といっても、敷地の半分ほどを占めているが)は膝ぐらいの柵があって、「立入禁止」とある。職員の方に聞いてみると、断れば入ってもよいと言われたので、喜んで標準木のもとに駆けていった。

Img_5739Img_5741Img_5742柵の中の木々はただの庭木ではなかろうと思ったが、予想通りほとんどが「植物季節観察用標本」であった。ソメイヨシノの他にウメ、サルスベリ、カキ、ツバキ、さらにタンポポなどもある。桜などと別の柵で囲われたところには「シバ」と書いてある。聞くと、芝が芽吹くのも観察の対象なのだそうだ。

Img_5738_2Img_5737_1東北地方の桜の開花は当然のことながら小名浜に始まり、それはまさにこの3本のソメイヨシノに他ならない。そうそう。標本木は1本ではなく3本で、どれかが5-6輪咲いたら開花なのだそうだ。どこが咲いてるんだろうと見回したが、2-3輪しか見つけられない。てっぺんの枝は青空の明るさによる逆光で、開花しているかどうかよく見えない。が、たぶん無数の蕾の中でどこか咲いているのだろう。この数輪を見つける測候所の仕事もこれはこれで大変なことだ。

Img_5740_1「小名浜」の地名は「いわき」よりも知られていると昔は感じていたが、それはひとえにこの測候所の存在のためだ。地震のたびごとに小名浜の震度が全国に伝えられていた。それがしばらく前から「いわき」という言い方に変わったが、テレビで東北地方や福島県内の気象情報を見るたび、気温が他地域より常に温暖(夏涼しく、冬暖かい)なのを印象づけてくれる役割は変わらない。

もう何年も前になるが、旧磐城青年会議所の青少年育成事業で小名浜のまち探検をしたことがある。そのスポットの1つがこの測候所で、中でいろいろお話を聞いたりした。仕事でも小名浜の日照時間や風速などのデータを聞きに来たことがあって、ブラリと行っても親切に質問に答えてくれる。なんとか博物館などという仰々しいものではないが、「気象」というものを身近に感じさせてくれる専門施設なのである。

気象観測機器の発達や公務員の人員削減の流れで、10年前全国に96カ所あった測候所は現在、41カ所。それも2010年度までに全廃(無人化)される予定とのこと。何と、このまちにこの形で測候所があるのはあと3年! 気象観測の拠点としては残されるのかも知れないが、職員はいなくなるのだろうか。ちょっと寂しいことだ。

今年もここから東北の春が始まった。昨年行った小川の諏訪神社のしだれ桜も先週末には三分咲きだと報じられていた。本日からは新年度。子供たちも学年が1つ大きくなり、新しい希望の季節でもある。春の木々の息吹は生命力の躍動を感じさせ、その希望を大きく膨らませてくれる、と感じるのであった。
http://www.sendai-jma.go.jp/tidai/fukushima/onahama/index.htm

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