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2006年3月27日 (月曜日)

梅といえば…〈専称寺〉

XMG_1031 梅といえば専称寺。先週来たらまだ早かったが、今週もまだ十分開花していなかった。それでも車が10台ぐらい止まっており、散策をする人たちが絶えない。 XMG_1034 早い木はすでに満開だったが、500本とも1000本とも言われる梅が満開になったときは壮観である。

専称寺はいわき市平山崎字梅福山にあるが、梅福山というのは専称寺の号である。寺の名がそのまま地名になっているらしい。浄土宗にはいくつかの宗派があり、関東・東北に勢力を持った名越派の寺として1395(応永2)年に開山。江戸時代に奥羽の浄土宗全寺院を支配する総録所を兼ね、如来寺をしのぐ隆盛を見せ、1661年に名越派奥州総本山の地位を得たとされる。僧の修学や伝法としての役割を果たしたという。国土交通省東北地方整備局のサイトを見ると、陸前浜街道は大名によってではなく、この専称寺の故に栄えたように書かれていて興味深い。http://www.thr.mlit.go.jp/road/sesaku/line/wa/30/kaido.htm

XMG_1056XMG_1052XMG_1042今はもっぱら梅で知られているが、専称寺境域は福島県指定史跡及び名勝、本堂や専称寺文書、文書箱、授手院状箱が福島県指定重要文化財、鐘楼堂がいわき市指定文化財、本堂の前にあるクスノキがいわき市指定保存樹木に指定されるなど、由緒ある寺院なのである。石段もかなり不均一で古い歴史を感じさせる。

こうした寺社仏閣というのはハードよりもソフト、建造物の立派さよりもそこでなされた精神的営みの方に価値があると思うが、その意味で後段の文化財云々よりも前段の仏教教学の中心地であったことに意味があるように思う。先人のそうした営みに思いを致しつつ、梅を愛でるというのがよいだろうか。

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